『Analyze』 2021~22 JHL 21W②

【コラソン:合成】
コーチの皆さんに提案です。セットオフェンスについてしっかりアナライズしてみてはいかがでしょうか?もちろん両チームの。特にコラソンについては湧永戦の勝利と関連付けると、昨シーズン後半の“質の良いオフェンス”に個々のシュート力が加わり、非常に面白くなるのでは。

【大阪:イズミ】
大黒柱不在にもかかわらず試合開始から局面の構成を崩さなかったイズミに軍配あり。大阪は後半に向けて相手ディフェンスに対応するためのオフェンスについて意思統一できていたかどうか。攻守に渡り要所での意思統一が短時間でできればメンバー的にも今の順位にはいないはず。

【北電:東日本】
両チームとも上位進出は厳しい状況であるものの今シーズンの成長と来シーズンへのキッカケを掴みたいところ。欲を言えばもう少し積極的な“稼動”が欲しかった。特に北電はセカンドメンバーの稼働に問題アリ。“OFF THE BALL”というものは何もon courtに限った話ではなく、パフォーマンス以外の時間にも当てはまる。オフェンスコンビネーションの準備やディフェンスシステムの対応など。

【大同:大崎】
新加入の外国人選手との化学反応が高まってきつつある大同がこの試合のように上位チームを脅かしながら佳境に入っていくことでリーグ全体が盛り上がってくる。対する大崎は今までの試合運びが少し崩れた様子。これが続くと3月の大一番に影響が出そうだが、ベテランに頼らず、チーム全員が“当事者意識”を持つことで改善できるだろう。

【ジーク:合成】
合成はオフェンスの組み立てを“PV&CB”の視点で見直すことができると従来の破壊力が戻ってくるだろう。ベンチ含めたメンバーの充実はリーグ随一だろうから、その辺りも加味されると面白い試合構成になるのではないか。面白いのはチャットのコメント。なかなか的を得た内容多し。選手たちはSNSに敏感だろうから、自分の成長のためにも閲覧することを勧める。

【湧永:コラソン】
コラソンは合成戦の好調を維持。湧永はGK内田の牙城崩せず厳しい内容になった。試合構成もコラソンにコントロールされる形に。立ち上がりから自分たちのパフォーマンス&スタイルにこだわったコラソンと付き合ってしまった湧永、おのずと試合の支配には差があった。失点をしなかった≠ディフェンスをした、得点できた≠攻撃できた、双方とも必ずしも意味合いではない。

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