『Analyze』 2021~22 JHL 24W 25W

【合成:車体】
車体にとっては首位奪取に望みをつないだ勝利。合成は少し攻撃が単調すぎた。PV山口からのメッセージが届いていたかどうか。集散の良い車体のDF相手にシンプルな組み立てのOFでは守りやすくしてしまっているのも当然。日本人のCBが十分な仕事をしたかどうか検証が必要だろうプレーオフに向けては。

【合成:東日本】
試合前にどのようなコンセンサスを図って試合の準備をしたかが気になる。車体戦をスカウティングするに、合成のOFはシンプルな展開が予想できたにもかかわらず、対応できなかった。中川はシュートチャンスとゴールインを混同しているよう。ネットを揺らさなければゴールはならない。

【オムロン:北國】
オムロンのDFシステムにほころびがあった。フラットなシステムを組んできたが、シンプルな1:1の局面では問題なかったものの、PVを絡ませた状態ではうまくいかなかった。システム上の問題なのかグループの問題なのか。プレーオフまでに修正は可能だが、果たして。6m内をセンターDF4人が相手のアタックに応じてマンツーマンかスイッチを使い分けるには少し頑張る必要がある。

【ソニー:アランマーレ】
アランマーレにアナリストが存在し、外部からの情報送信ができていたかどうかは別として、失点ケースが「帰陣」から問題を抱えている、よって攻守の切り替えをスピードアップする必要あり、となったはず。対するソニーはこの戦い方がプレーオフまでに磨きをかけられると面白い展開になるやも。

【テラスH:名古屋】
テラスはこの試合に限らず今シーズンの総括として攻撃の可能性に着目すべき。なかなか勝利を手繰り寄せることができなかったため「可能性」を見出すのは厳しく感じるかもしれないが満更そうでもない。例えば、相手3人をどこかのエリアに固めてしまい、逆側のスペースを広くクリエイトしたあとアタックを開始する、など。

【合成:大同】
退場者の多い少し粗い試合になった。特に大同の課題は「帰陣からエリア際のディフェンス」ということになるのだろう。ただし現時点ではコミュニケーションという大きな壁がある。イゴールがシーズン途中での合流のため時間がなかったと言う勿れ。来シーズンに向けての成長できる一番のポイントのような気もする。

【アランマーレ:ラヴィッツ】
ディフェンスシステムはチームの状態によって使い分けるのは結構だが、そのシステムにおいてもメリット・デメリットを把握・認識したうえで使い分けなければならない。相手の攻撃スタイルに合わせる、自分たちに一番フィットしている、など様々だが、特にデメリットについては普段からの“準備”が必要になる。

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