『Analyze』 2021~22 JHL 番外編

“口が悪いと言う勿れ”

以前、「Half A Glass Of Water」の中でも書いたが、分析の目的には「自チーム」「相手チーム」「環境」「未来」、といった着眼点がある。過去にはイラクの話をしたと思うが、本日はBlue Sakuyaを語らずにはいられない。最終戦のアランマーレ戦の試合構成が一番参考になるかもしれない。明らかにシーズンと違う闘い方を仕掛けているのがわかるだろう。
着眼点は「未来」ということになる。北國銀行を倒さなければ優勝はない。シーズンマッチ全勝の女王を倒すためにはどのチームも無傷で挑めるほど甘くはない。周知の事実。
ただしプレーオフの醍醐味である一発勝負。よく言われる「Final is Final」である。
試合日程変更が頻繁に行われた今シーズン、プレーオフに向けて十分な準備期間を持つことが出来たのは女男合わせて大崎くらいではないか。ということになれば、体調管理も含めた日程以外にも順位を気にかけることを含めると、なかなかプレーオフに向けて特別な準備はしづらいと考えるのは普通。ただし、Blue Sakuyaの試合の仕様はそう感じなかった。ハンドボールゲームの4局面においていかに“仕掛け”をしてきているか。昔から親交のある大城監督、敢えて俗っぽい表現を許して貰えるなら、
「大城の野郎、仕掛けてきやがったな。」って感じだろうか………

哀しいニュースの日々、週末の楽しみの一つが失われた。残念なことに見えない敵と戦わなければならなくなった。チームは矢尽き刀折れの状態になろうとも闘ったろう。その準備は間違いなくしていた。老婆心ながら、来シーズン他チームは多少気を付けた方がいいかもしれない。怒りを力に変えるアスリート達と磨きかかった頭脳を駆使する大城監督らがBlue Sakuyaをさらに躍進させてくるだろう。武運長久祈念である!

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