日時:2021年11月28日(日)
場所:仙台市体育館
対象:宮城県内指導者
担当:酒巻清治
目的:宮城県強化活動の一環
<加藤茂樹 先生:宮城県工業高等学校>
コロナの影響もあり,久々の研修会参加となりました。高校の指導者として,下のカテゴリーで育てていただいた子どもを待つ,もしくは預かるだけでなく,自分たちが預かる選手達がどのようなスポーツを経験し,高校ハンドボール部の門に立つのかということを考えたいと思っています。また,少しでも多くの小学生にハンドボールの楽しさを伝え,ハンドボールという選択肢を持ってもらえる活動を続けたいと考えています。そういった意味でも昨日の研修会は大変有意義なものでした。より魅力あるハンドボールのゲームを成立させる様々なスキルを選手に理解させながら組み立て,最終的にゲームの形まで造ることで,選手は基本的な動きの1つ1つに意味があり,目的があり,狙いがあることを高校生,大学生ともに習熟度の差はあれ,理解できているように感じました。「明日も練習したい」選手がそう感じることのできるトレーニングでもあったと感じます。世界を経験し,世界と戦うためには何が必要かという酒巻さんの思いとはまったく別の受け取り方をしていたのなら大変申し訳ありません。私が感じたのは世界を経験し,世界と戦うために何ができるのかを考えている酒巻さんの指導を,それぞれのレベル,カテゴリーの選手を預かる指導者が今回のトレーニング内容を各現場でいかに整理整頓し,自分の目の前の選手達にフィットさせていくことが最も大切なことではないかとも感じました。
底辺を支えている指導者として,酒巻さんの視点をお伺いできたことは今後の指導者としての思考の支えにもなるものでした。ハンドボールを教え,観,支えるなかで様々なことを感じます。プラスの部分もあればマイナスの部分もあります。圧倒的に指導者の少ない現状において,指導者の思考がこれからのハンドボールを造っていくのではとも感じています。正しく教えることがいかに大切か。しかし,何が正しいのかがわからないのもハンドボールでありスポーツなのではないでしょうか。今回のトレーニングで正しい方向性を示していただいたと感じています。ありがとうございました。
<関口 秀 先生:聖光学院高等学校>
今回の講習会では1日練習を観させていただき、始めから終わりまでのトレーニングがすべて繋がっていて、目的が明確にされていると率直に感じました。選手がその日積み重ねたトレーニングを実践でチャレンジし、プレーに対して個人やチームで振り返り、再びコートに戻ってチャレンジして、その際の言葉かけはシンプルで、選手を能動的にプレーさせているところが印象的でした。トレーニング内容の目的を選手自身が理解し、積み重ねる事が大事だと強く感じたので、少しずつではありますが、チームはもちろん、私自身も含めてチャレンジしながら練習に取り組んでいきたいと思います。
貴重なご指導ありがとうございました。