【車体:ジーク】
OFにおける「細部の緩さ」が個人技に頼る状況に陥ることになった。この現象は数試合続いており改善されなければ今後はより苦しくなる。日々体を動かすこととトレーニングには違いがある。役割×正確=質の向上に繋がるが、果たして日々追求しているか?
【アランマーレ(A):イズミ(M)】
試合の「構成」に違いが見られた。特にDF~FSの局面においてMの方に「意図」を汲み取ることが出来た。Aがこの「意図」を早い時間帯で把握する必要があったが、果たしてなされたのかどうか? OF局面においても、厳しいポジションチェンジを組み込むことでチャンスを生むことが可能になったと思うが、ここも果たして…
【北國(H):オムロン(O)】*
スタートから双方バックチェックも含めたDFに集中していたように映るがOのバックチェックのエネルギーをHのDFが削っていた。セットOFにエネルギーを使わざるをえず苦しい展開を余儀なくされた。Oは「効いている」組み立てからの派生が出来ていればエネルギー温存に役立ったかもしれない。
【HC名古屋(N):ソニー(S)】
後半の7m2本阻止が大きなポイントであったことは誰も異論はないだろう。双方OF局面において7人での攻撃を仕掛けた時PVを十分活用している。にもかかわらず、通常の同数での攻撃時も同様に活用すべきではないかと。運動量の豊富なPVを双方保持しているにもかかわらずBP陣とのミスコミによりDFを分厚くし守り易い状況を作ってしまっている。また、興味深いシーンが一つ。後半残り5分あたりか、Nの右Wがシュート後痛んだ際にSはプラスワン状態にもかかわらずシューターが戻るまで攻撃に転じなかった。Sは大事にいくためチームのバランスを重視したのか、はたまたスポーツマンシップに則ったのか、果たして。
【東日本(TM):紡織(TB)】
立ち上がり5点差がつくまでの攻防がこの試合象徴している。PVを活用することで自慢のBP陣の得点を引き出す組み立てをした方がベター。組み立ての順序を変えることで状況は改善出来る。
【Bブルズ(B):ソニー(S)】
ひょっとして男女の違いがあるのかどうかわからないが。攻撃の組み立てにおいて意図的に選手を配置する、配置によるスペースの創造、創造されたスペースの活用を個の判断から展開発展させる、というような「構造」にはなっていないのか?成功プレーの再現性がないためそう感じざるを得ない。ただ東京OGを観るにそうは感じられないのだが。