『Analyze』 2021~22 JHL 9W
【大同(D):合成(TG)】
前の試合から少し気になっていたが、攻撃の機動性が低い。全員が動いてはいるものの「怖さ」がないため最終的なシューターを守ればいい、ということになってしまっている。
DFラインを上げることには何ら問題はないだろう。ただし、無理に高い位置でフリースローを取りにいく必要もあるまい。センターラインから遠い順に、①間合いを計りマンマーク②9mより外側のシュートはブロック③9m内はフリースロー、この3つを効果的に使い分ける必要がある。特にDFラインを高くしたいのであれば。
【ラビッツ(L):北國(H)】
まずは、OF局面での課題修正が必要。試合後のデータをエビデンスにするために、ゴール、警告、退場、各シーンを抽出してみる。①位置取り②ウィングへの展開③PVの活用、
などが明らかになる。DFについてはシステムの徹底か個の基本スキルアップ又は双方同時に上げる。
【湧永(W):車体(TA)】
解説の志賀さんがおっしゃる通り、アタック時の運動量を増す必要あり。BPがボールを受けてDFの状態をチェックしてからでは「時差」が生じステップ数も多くなるためDFがアタックポイントを絞りやすい。前半の中盤以降が一つのポイントだったが、後半の立ち上がりの「組み立て」をみると、前半の拙攻が続いた際にベンチが「試合に入っていた」かどうか興味深い。
【大崎(O):北電(H)】
双方、相手のDF力が高くなると苦しい試合が続く。Hは「意図を持ったPVの使い方」
が出来れば違った状況になる可能性はある。準備段階での組み立てに対する擦り込みが
必要だろう。
【イズミ(M):オムロン(O)】
OのOFはもう少し横のスペースやPVを活用出来るとBP陣のシュート力をもっと引き出せるはず。ウィングショットの本数、確率、角度に差があったことを次の試合に向けてどのように終始するのか。
【アランマーレ(A):ソニー(S)】*
Aは横嶋のコントロールが効いているケースのOFにおいてDFラインを効果的に切れている。特にパス方向の選択が素晴らしい。対しるSは個々のシュート力に自負があるのかとかく淡白な組み立てになった場合「波」を渡してしまっている。総じて二人のPVを活用しながら粘り強くアタックしている時は多彩なOFになっている。
【北國(H):Mバイオレット(V)】
したたかに辛抱強く「組み立て」を検証しながら攻撃を繰り返したかどうか。得点できないケースの過程に問題があったのかどうか。個のシュートをチーム全体で影響うける必要はなく、何が良くてどこに問題があったのか? 各ポジションにおいて、短時間での情報共有が出来ていれば後半の勝負所での攻撃不成功に繋がらなかったのではないか。