『Analyze』 2021~22 JHL 6W

【ジークスター(Z):大崎(O)】
Zにはこの試合二つの大きな課題が残った。
① セカンドメンバーのパフォーマンスコンディションは果たして良好なのか?
② 中心メンバーの「欠」がダイレクトにチームパフォーマンスに影響するのは?
多少スポーツマンシップの話をする必要があるのかないのか。元木に対するファウル後のZのチームアティチュードに「RESPECT」がなかったことが残念だった。
願わくば会場を後にするまで姿勢を示していることになり期待したい。
ZのOFにおいて「個」の上手さ、巧みさがあったとしても質の高い繋がりがなければ
なかなか得点に結びつかない。得点ケースの高い再現性が足りない。

【車体(TA):北陸電力(H)】
Hは前半からOFに不具合。DFを介在したシュートが多い。対するTAはクリエイトまでは出来ているものの6連続ミスではなかなか波に乗れない。この状況を把握した上で後半に挑んでいれば、変化のない相手DFをスカウティングするにはそれほど困難な事ではなかったはず。キーポイントは「Wまでの展開」ということになる。

【合成(G):コラソン(R)】
RはOFの組み立てを検証することで今後の試合に大きな望みと臨みを観る事が出来る。
7人攻撃を仕掛けることなくDFラインを崩すことができているので、シュート前までの最終局面まで我慢しながらフリースペースをクリエイトできると非常に面白い。
DFにおいては、少しのコミュニケーション不足により、相手に判断のしやすいスペースを与えてしまっている。チーム事情にもよるがシステムの規範を作って改善するか、
二人のコミュニケーションンスキルを上げるか、いずれにしても勿体無い失点が多い。
RのBPに「最も質の高いスキル」を持ったプレーヤーが存在する。

【紡織(TB):湧永(W)】
WのBP陣は総じて「次」あるいは「前」のポジション取りが遅くかつDFもマークを外す努力をしていない。「OFF THE BALL」には「観る」「動く」が合わさらないと意味を成さない。なおかつ足が止まった状態(DFの間の位置)から動いても結局はDFに「間合い」のアドバンテージを取られてしまう。いくらシュート力があるとしてもなかなか難しいだろう。普段からの習慣改善でいくらでも向上できるスキルでもあるが、しっかり「対価」を払う必要もある。

【Gウルヴス(G):大同(D)】
GのBP陣に敢えて厳しい注文を付けたくなる。「機動力」を増すこと。それを可能にする事で今あるシュート力でフリーの状態からュートを打つことのできるスペースへ動くことが出来る。ひょっとするとセットでDFをあげられるかもしれない。もちろん「個」の動きの詳細についてはいろいろあるが、まずは「個の機動力」を上げることにとりくんではどうか。

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