『Analyze』 2021~22 JHL 17W
【三重:大阪】
大阪の攻撃において、組み立てる前の段階で個の情報共有ができているかどうかがカギ。
コンビネーションが徹底されている時は相手DFのウィークポイントをついているが、徹底されていないフリーの状態の攻撃はスピードもなく、裏をかくようなプレーも鳴りを潜めた。次の試合に修正できれば防御についてはそれほど問題ないため好転するのではないか。
【オムロン:ブルズ】
コートを広く使った攻撃を展開した方が結果に結びついたわけだが、問題は攻撃の組み立てをどのように選手たちが捉えていたか?このポイントは両チームに当てはまる。両チームとも効果的な攻撃を展開できていない場面では個に委ねすぎてチームパフォーマンスに好影響を及ぼしていない。果たして次の試合に向けてどのような準備をするのか?
【ソニー:イズミ】
7m連続阻止はなかなか普段の準備においても計算できない部分ではあるが、あえてポイントを挙げるとするなら、なぜに「3秒」使わないのか?相手GKの出方を見るにも「3秒」はスカウティングに使うべき。試合のポイントとなると、攻守の切り替え、ルーズボールへの反応、数的有利な攻撃の組み立て方、特に7人で攻撃する場合7:6を考えて攻めるのか、4:3の状況をクリエイトした上でアタックを開始するのか?そのあたりの「質」に差が出たようだ。
『EURO 2022』
日本人選手には最も縁遠く世界で最もタフなトーナメントが始まっている。アジア選手権の動向も気になるところであるが、オミクロン株による感染者増加による「外出控え」に伴って欧州選手権観戦を決め込んではどうか?東京OG後の国際大会ゆえに各国とも長らく代表チームを引っ張ってきたベテランが身を引き、多くの国が若手を登用している。また、古豪の復活や新興勢力の台頭もあり興味が尽きないところである。まずは、「EHFTV」を検索、無料登録することで簡単に世界のトップが眼前に。
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・新興勢力オランダのパフォーマンス。
・ロシアがノルウェー下す。センターバックのジトニコフはビッグネームになる予感。
・オリンピックを控えたフランスのメンバー構成。
・アイスランドのディフェンスシステム。(グッドムンドソンの“野望”か)
・スペイン連覇への取り組み。
などなど。