JHLTV 盛り上がってますな。年々クオリティが上がっている。来シーズンは選手&レフェリーペアの名とスロー映像を大いに期待。日本全体の「質」向上の為にも。
海外のリーグや国際試合を向こうのコーチやエージェントらと観戦する際、最低でも開始前1時間、好カードの場合はそれ以上前にスポーツホールに到着し珈琲でも飲みながら「談義」をしたり、友人達からクラブや国の内情、若い選手たちの成長具合(どのクラブやコーチが育成したのか)や次の移籍先の現状&予想などの情報提供などがあったりする。代表監督時代などはその場でプライベートカップの招待があったりと、なかなか有意義な時間を過ごすことが常だった。
そんな中でも個人的には「ウォーミングアップ観戦」も大きな楽しみの一つであった。
トップクラスの選手たちがどのように試合に向かうのか?「場の支配」よろしく、入念な準備を披露するもの、ファンサービスに勤しむもの、試合以外でも「競技者」を観察するのは面白い。さてチームがまとまって動き始める、その瞬間から試合が始まっている。非常に興味深かったのは「フランス」。全体で動くことは数分、残りの時間はシュート以外バラバラに動く。ただし、「動き」は試合中に自分が披露する予定の「動き」。大音量のBGM、選手&スポンサーの紹介、観客を巻き込んでのパフォーマンス、など言葉は悪いが「雑音」の中黙々と試合に向けた準備に余念がない。ラグビーワールドカップの南アフリカも同様。もちろんトップクラスの攻防は見応えがある、多少疲労も感じながらハーフタイムに突入、運営側の「催し物」はあるものの個人的に観たいのは「後半への準備」。出場する可能性のある選手はどのような準備をするのか。ある試合の生きた時間を計測したら「49分間」。試合は60分のはずだが49分しかパフォーマンスしていない。GKが体育館の隅までボールを取りに行く、ジャッジに文句の一つも言いた気に退場する、悪質なファウルの後相手をリスペクトしない態度、時間稼ぎには「即退場」。試合時間は動いているがボールが動いていない時間が存在する。1試合10分を総試合数に換算すると大変な「空き時間」が存在することになる。昔、古田捕手は試合時間の進行を早めるには「高めのストライクゾーンを緩くする。」と。サッカーはマルチボールシステム導入。バレーボールの第5セットはサーブ権撤廃、などなど。現状のチーム関係者は異論を唱えるだろうが、「稼ぐJHL」であるならば、「顧客の満足度」というものは多少気にかける必要があろう。いち早く、エンタテイメント×現場強化=国力アップとなることを願うばかりである。プレーヤーは自己の高品質なスキルにこだわり、チームはより深い戦術を追求し続ける。
今冬、世界選手権&欧州選手権が開催される。昔は、配信がなくライブ会場での観戦、2試合が精々だった。3試合になると「疲労」に必ず負けて集中力がなくなる。36協定違反をする必要はありません。ブラック体質を耐える必要もありません。しっかり就業時間中にパフォーマンスを発揮して頂ければ幸いでございます。