まずは皆さん、バックプレーヤーのポジショニングについて関心持ったことありますか?チャンピオンズリーグや国際大会を観戦されると「あれ簡単にウィングにずれるな。DF何しているんだろう?」と思ったことがあるはず。もちろんトッププレーヤーになればなるほど難しいと思われているプレーを簡単に成立・成功させてしまうことはある。ただし、その理由を探ってみると「位置取りの正確さ」ということが要因の一つになっているケースがある。
9mラインの中心からサイドライン側に一直線に線を引いてみると、ハンドボール特有のエリアが出現する。所謂「ワイドポジション」と言われるエリア。このエリアを制することができると、①シュート確率の高いブレイクスルー、②ウィングへの効果的なアシスト、③大型DFを大きく左右に揺さぶる、④攻撃終了がシュートのため対戦チームに速攻を許さない、など一気に攻撃に幅がでる。騙されたと思って自チームのバックプレーヤーとハンセン、パルマソン、ドュブニアク、アンダーソンらのトッププレーヤーとの「違い」をチェック。
前述したように世界のトップになるためには「高次元で発揮できる特別なスキル」を持つことは必要だと思うが、その部分ばかりに目をつけて指をくわえてみているだけでは面白くない。スーパースターたちが長年のキャリアで培ってきた「良い習慣」に目を向けられると、自チームの選手たちのKAIZEN点なんかが見えてくる。
まずは出来ることから習慣化。