『Analyze』 2021~22 JHL 4W③&5W

【大同(D):北陸電力(H)】
Hは、真ん中を守る4人がDFの基本を試合と試合の合間に質の向上を図る努力を積み上げる必要がある。どのようなDFシステムを使おうが基本が破綻するならば手の打ちようがない。OFも同様で、プレーヤーはプレーをすることが出来る。その中でもチャレンジできる条件は成功することと成功しなかった場合、成功するための努力義務を果たすこと。
毎試合同じミスを繰り返し、チームを窮地に追いやることを「仕方ない」と流すことは出来ない。DはDFの課題克服が急務。システムの徹底と各ポジションにおける個の役割を明確にする必要がある。DFにおいて両チームともDFラインに「厚み」がほしい。そうすることで必然と事前準備の位置取りと構えがよくなり、無駄な失点を省くことが出来る。

【コラソン(R):大崎(O)】
相変わらずリーグ随一しぶといR。DFは問題なし。OFにおいてコート横幅の使い方を工夫することで確率の高いWショット数を増やすことができる。となるとOF成功確率が上り、結果が違っていたのではないか。Oは兎に角DFのテコ入れが必要だろう。チームの行動規範同様、スキルの規範も遵守するべき。試合で改善できるほど甘くない。

【Bブルズ(B):アランマーレ(A)】
BのOFについて、相手DFが守り易い攻撃の組み立てではなかなか厳しいだろう。特にPVを少し効果的に導入すべき。ランプレーを多用するにもバックPが「ランの意図」を組んでいない。

【北陸電力(H):紡織(TB)】
TBはいろいろ模索しながらチームパフォーマンスを構築しようとしているのか?
特にOFにおいて、二人のPVの活用方法に問題あり。ボールに集まるコンビネーションの場合DFを寄せてしまうため6mのエリア際にスペースをクリエイト出来ない。一人は「高さ」、一人は「重さ」の長所を無駄にする必要なし。
Hは若手の成長著しく良く頑張っているが、まだOFにおいて課題あり。相手DFがシステムチェンジした際の対応する「統一感」が乏しい。「狙いどころ」の意思統一が不十分。
この試合、Hの「オオタニさん」が放った3本の長距離砲(前半1本、後半15分までの2本)は見応え十分。海の向こうの「オオタニさん」宜しく、チームの勝敗には関係なく
毎試合観たい「豪快な」もの。(個人的にはMy Favorite players の一人)

【合成(TG):大崎(O)】
Oは、立ち上がりで波に乗れない原因はチーム全体で共有すべきだろう。自分達の思う判定にならなかったとしても「試合」自体のコンセプトを崩す必要もない。
DFにおいてはシンプルだが力のあるBP&PVへの対処を①ラインコントロールの仕方②2:2から1:1の「剥がし」③3種類のSwitchの仕方、など煮詰める必要あり。
OFにおいても同様で、従来「個の判断」を尊重するのが「スタイル」。ただし、このスタイルを貫くには、①3種類のパラレルアタック②PVを絡めた3:3③①からクロスへの変化、などの質的向上を図る。

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